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阪大と周辺地域にフェアトレードを広める活動をしています。 メール:osakaprome@gmail.com Twitter:prome_handai
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4/22(金)の議事録

参加者: 中村、谷口、村上、中橋くん(新入生)

議題  ・勉強会
     ・次回のミーティング日程

・勉強会 
 アダムスミス研究所の「不公正貿易」の論文に対する対抗意見

①フェアトレードよりも援助の有効である

・NGOにも中間マージンがある。
・天災などなら援助は有効であるが、継続的発展にはFTのほうが有効
・NGOが必ずしも仕事の援助に特化しているわけではないし、援助形態が曖昧
・FT≠寄付→自立援助 (是正でしかない)

②FT参加と不参加での生活水準のズレ

・④の主張にある「他産業への移行」を非FT農家は行うことができる。また、その際には①で主張されているNGO寄付が利用されるので、これは自己矛盾的意見である。
・FTの最終目的が市場全体のFT化ならこの過程における差異の発生は仕方がない。
↓しかし
FTは資本主義的貿易形態に反対して生まれたものであり、全市場を共産主義化することになるので息詰まる

③品質の悪い産品に報いるアンフェアなモデルである

・FTは品質不問ではないが、競争の不在は品質低下を招く恐れがある。ゆえに監査あるいはアドバイスのための機関が必要だ
・品質低下はFT市場の縮小につながり、これは生産者にとってデメリットであるため、生産者もこれを回避するために品質向上の努力をするはず。

④生産者を農業や付加価値活動に閉じ込めている

・FT生産者に農業を強いるわけではない。
・農業<商業の構造を変えるのがFTではないか?
・FT自体が経済発展のおおきな向上を目的としたものではなく、途上国・生産者の生活改善および自立を目的としているため、経済発展の見地から批判すること自体ズレている。

⑤最貧層・最貧国を排除している

→来週にもちこし

⑥貧困削減に寄与しない

・FT市場はまだ発展段階
・FTに代わる貧困対策があるわけでもない

⑦時流に乗ったフェアトレードにはリスクが伴う

・品質向上を目指すことで、「同情疲れ」を起こさず、継続的な市場を確保する。
・スペシャリティコーヒーの市場がFT市場にたいこうしうる程度に大きいか疑問


次回のミーティングはまたメーリスで回します

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